TZR250 1KT のYPVSの動きが逆!

入手したTZR250のエンジンが調子悪く、1か月間、原因がわからず悩みました。

低回転がまったくダメで、高回転もチャンバーが付いているのに伸びない。

よくよく確認したところ、YPVSのケーブルが逆でした。

ちなみにYPVSとは、排気ポートの高さを可変させる可変バルブ装置です。

低回転では閉じて、排気タイミングを遅くして、高回転では開いて、排気タイミングを早くします。

この機能により、低回転と高回転、両方良くする2サイクルエンジンの画期的な装置です。

この、可変バルブを制御しているワイヤーが逆についているのだから、まともに走るわけがありませんでした。

ワイヤーきちんと、組みなおしたことで、本当に良く走るようになりました。

前オーナーは素人だったのか、この状態で走っていたのだから驚きです。

中古バイクは、どのような整備がされていたのかわかりませんので、このようなトラブルもあるのだと、改めて感じました。

現在の位置(写真)が、高回転のバルブの位置です。

みなさんも注意してくださいね。